抹茶バターケーキの茶の環
誕生秘話
<< 誕生秘話トップに戻る
第2話 日本一のお茶馬鹿・森田治秀の超絶技

Listen 茶を聞く。

慈しむように茶葉を眺め、湯を注ぎ、
立ちのぼる香りに意識を集中させて、聞く。

 

京都 宇治 日本一の茶鑑定名匠、
森田治秀。

 

茶を知り尽くした長年の経験値と
類い稀なる味覚・嗅覚で
その茶を一瞬のうちに見極める。
どんな土壌で、何を肥料として育った茶葉なのか。
色、香り、旨味、甘味、その茶葉に足らないものを聞き分け
他の茶葉と合組(ブレンド)することで
茶のイメージを自由自在にあやつり究極の味を紡ぎだす。

 

19歳で老舗茶問屋に丁稚奉公に入った森田氏は、産地ごと、品種ごとに味や香りがちがう茶の魅力にとりつかれ、寝る間を惜しむほど茶に没頭していきました。
ありとあらゆる茶の味と香りを試し、それぞれの産地や銘柄の特徴を徹底的に身体に覚え込ませていったのです。

翌年、茶業青年団に所属、京都府茶審査技術大会に初出場、4位に。その可能性に全国大会出場メンバーに選ばれ、そして、全国茶審査技術大会で初出場・史上最年少優勝という記録を打ち立て、農林水産大臣賞も受賞という快挙を成し遂げました。

彗星のような、天才茶鑑定士の登場です。

それからも日々茶園に足を運び、製茶現場での作業、配達まですべてこなしながら、独自の撰眼、合組(ブレンド)の技術に磨きをかけていくことに没頭していきました。

茶業青年団に所属可能な45歳まで、毎年京都府代表として全国茶審査技術大会に出場、3度の全国大会優勝という前例のない偉業を達成し、また、農林水産大臣賞も3度受賞するなどした日本一の茶鑑定名匠・森田治秀の名は全国に轟きました。

「どっちの料理ショー」という全国放送のテレビ番組で、「究極の抹茶パフェ」のための抹茶を選定したこともあります。

茶業青年団を引退した現在では、後輩の育成に力を注いでいます。茶を鑑定するノウハウのすべてを惜しみなく伝えるその姿勢は、閉鎖的な茶業界にあっては異端児といわれています。

 

 

現在、森田氏は自らの店「もりた園」亭主として、お客様の期待を鮮やかに裏切るほどのおいしいお茶を提供することを至上の喜びとしています。

 

「ま、これどうぞ、召し上がってみて」。
とろんと美しい煎茶が出されます。
いい香り、
一口、
!!!!
「ね、これすごいでっしゃろ」。
にんまりと満面の笑みで、この茶との出会いを語ってくれました。

 

 

茶園で摘み取られた茶葉はすぐに製茶工場に運ばれ、茶の原料である「荒茶」の状態にまで加工されます。その「荒茶」を妥協なく選定していくところから森田氏の仕事が始まります。

 

一口に茶葉と言っても、全国各地の茶生産地ごとに持ち味が違います。また、同じ地域・同じ農家で収穫されたものでも、更には同じ茶樹から収穫されたものでさえも、ロットごとに一つ一つ違う個性を持っているのだそうです。その微妙な品質・味香りの違いを選定する作業がとても重要になります。

 

各地から市場に集められた茶葉は一度に800〜1000種類ほどにもなるそうです。
「端からね、すーっと見ていくんです」。
茶葉に耳を澄ましながら見てゆくと、
「茶葉の方からね、こう、呼び止める声がするんですわ」。
一通り見て、「声を聞いた」4,5種類の茶にようやく湯を注いで色、香り、味わいを判断する。聞こえてきた声に間違いはない。

 

「これは!」と思う最高の「荒茶」に出会った時には、心の中で鐘が鳴るといいます。
それこそ、森田氏の至福の瞬間なのです。

 

 

森田氏の眼鏡に叶った「荒茶」は、「火入れ」という仕上げ加工をされます。茶葉の水分率を2%以下まで飛ばし、茶葉の青臭みを抑え、良好な香気・滋味を生み出す大事な作業なのです。

 

火入れの温度と時間は、厳選された「荒茶」の個性に合わせて細かく調整されます。
火入れを行う日の温度、湿度によっても火入れの具合は変わってくるそうです。
長年の経験によって磨かれた森田氏の感覚によって、最高の茶が生まれる瞬間です。

 

そして最後の仕上げ、森田氏の合組(ブレンド)。
どんなに優れた茶にも、突出した利点と足らない要素があります。その足らない部分を、他の茶と合組(ブレンド)することで埋めてゆき、新たな魅力を創りだしてゆく。
これこそが茶を知り尽くした森田氏の真骨頂。

 

もちろん、「最高の茶」と言っても、急須で丁寧に入れる煎茶と、お薄でいただく抹茶と、お菓子に使う抹茶とでは「最高」の意味合いが違ってきます。
そのどれもが、森田氏にとっては同じく愛情を注ぐべきもの。

 

バターの味と香りに負けないようなパンチのある渋みを、焼いても鮮やかな色が褪せないように、有機抹茶を・・・などと、それぞれにふさわしい持ち味を活かす茶を、最高の合組(ブレンド)で創りだします。

 

こうして、茶の環の「究極の抹茶スイーツ」のための抹茶も、森田氏の合組によって生まれました。新製品が登場するたびに、森田氏はあらためて合組をします。そのスイーツを最もひきたたせる魅力は何なのか。それを見極め、究極の抹茶を創り上げるのです。

 

美味しいお茶は人を幸せにする。
お茶の美味しさを伝えるためには努力を惜しまない。
「お茶馬鹿」森田氏の、その情熱とお茶への愛情に、茶の環は心底惚れました。

 

只々茶を愛する、真の茶馬鹿。
彼こそが日本一の茶匠である。茶の環はそう思います。

 

もりた園ホームページ http://www.moritaen.jp/

お問い合わせプライバシーポリシー会社情報特定商取引法に関する表記